2024年の知的財産
2024.01.03 お知らせ
新年あけましておめでとうございます。2024年もPATRADE株式会社をよろしくお願いします。
私たちは長らく知的財産の新しい活用の形を目指して活動してきました。そして、これからも、お客様のビジネスが、そして社会の皆さまがより良くなるために、知的財産をキーとしてビジネス創出のお手伝いに取り組んでまいります。私たちが取り組んできた「開放特許」や「ビジネスマッチング」に関して、近年は知財業界全体で関心が高まっています。この分野で先駆けて取り組んできた私たちだからできるサービスを今後も提供してまいります。
2023年も、各経済産業局が「中小企業等知的財産活動支援事業費補助金」を制度化し、地域経済の活性化のために知財マッチングを推進しました。行政や金融機関も知的財産をきっかけとしたビジネスマッチングとビジネス創出への関心を寄せており、これまでの「守る知的財産権」から「知的財産としての活用」に視点が移ってきたように感じます。PATRADE株式会社でも行政機関や参画事業者との連携を強めて、活動を拡げています。みなさんの街のお近くでセミナーのある際には、ぜひお立ち寄りいただければと思います。
また、経済面でも「イノベーションボックス税制」が検討されるなど、事業者にとっても魅力ある制度が検討されています。イノベーションボックス税制はまだ検討中のものではありますが、特許権を譲渡などした場合に法人税等の算出で優遇されるものであり、この制度が確立すれば知財マッチングがより進むものと思われます。
SGDsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも、知財マッチングは貢献できるでしょう。従来、それぞれの企業が独自に管理していた研究開発の成果をより多くの人が共有し、新しいビジネスを作っていくことは「技術革新の基盤」と言えるでしょう。この共有するという点では、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の理念にも通じるかもしれません。
私たちは2024年も、知財マッチングの支援と促進を通じて、社会を明るくするための活動を進めていきます。